香典の必要性について

香典の必要性についてですが、どのような立場で参列するにしても実際に家族葬といった小規模な葬儀では香典を辞退されるケースも珍しくはありません。このことからも香典=葬儀に絶対必要とは言い切れませんが、香典が必要ない…遺族が香典を辞退している場合には事前に何らかの方法ではっきりとその旨を伝えられるので確認が必要です。特に香典辞退の連絡がない場合には一般葬と同じように用意していくのが無難です。判断がつかない様な場合には葬儀会社に連絡し確認すると良いでしょう。

孫として葬儀に参列する場合の香典についてですが、前提として遺族(喪主)の方から香典辞退の意向がはっきりと示されていない限りは香典の用意が必要です。ですがお孫さんの場合については、年齢や置かれた状況は様々ですから、いくつかのケースによって出すべきかどうかが別れてきます。孫が香典を出す必要があるかどうかでを判断するうえでまず「祖父母と同居していたか」という点がポイントになります。亡くなった祖父母と同居していた場合であれば香典を用意する必要はありません。理由としては、同居家族は葬儀を催す側の立場であるので香典を出す側ではないからです。しかし、同居している場合であったとしても「結婚している孫夫婦」は香典を出す必要が出てくるので注意が必要です。
次に、孫が未成年であり親に扶養されている場合には、香典の用意は親が行いますから本人が用意する必要はありません。冠婚葬祭において祝儀・香典は基本的には世帯単位で考えられます。未成年かつ扶養されている状況・香典は世帯単位で考えるということからも世帯主が負担するのがもっとも適切という事になります。ただし、家族葬の後に会食がある場合には孫も一緒に参加することになりますから、その場合にはその分も含めて少し多めに入れておくとよいでしょう。
最後に、孫が未成年であっても働いている場合についてです。この場合に関しては「経済的に自立しているのであれば香典を用意するべき」という考えもあります。反対に「未成年であれば香典は用意しなくともよい」という考えもあります。この様に親族の慣習や考え方によっても大きく違ってきますので、どうすべきか迷う場合には親や喪主の方などに事前に相談すると無難でしょう。

お葬式の豆知識

孫としての香典相場と注意点について

孫の立場で出す香典の相場については年齢によって変わってきます。
具体的には、二十代であれば一万円から三万円・三十代であれば一万円から三万円・四十代であれば三万円から五万円というのが一般的な相場となります。他にも何人か孫がいる場合には孫同士で確認を取り合い金額を揃えておくと良いでしょう。結婚している場合には、自分自身に加え配偶者・子どもの分も必要になりますから、相場の金額に最低でもプラスで一万円は多く入れる必要があります。とは言っても一般的に避けるべきとされている「四」は適切ではありませんから四万円という金額は避けましょう。地域や親族によっては包むべき金額も様々ですので、不安な場合は事前に確認しておくのが無難と言えるでしょう。

ここからは香典を出す際に知っておくべきマナーの中でも間違えやすい点をピックアップしてお伝えしていきます。
お金の包み方に関するマナーはご祝儀と混同しやすいものです。若い世代の方は特に結婚式に出席する機会が増えてきますし、葬儀よりも参列する回数が多いでしょうから特に気をつけておきたい注意点です。香典に入れるお札は、ご祝儀と違い「新札は使用しない」ことがマナーです。新札を使ってしまうと「不幸を予測して用意していた」という意味にも捉えることができるという事になってしまうからです。近年では新札の取り扱いが増えましたから、あまり気にしない遺族もいらっしゃいますが場合によっては相手に不快感を与えてしまいます。気にしないだろうと容易に判断せずに新札は避けるのが無難です。どうしても新札しか用意できない場合には折り目をつけて対応します。また、のし袋や袱紗の選び方ですが、様々な色・柄・デザインのものがあり迷いやすいですが「弔事では寒色のものを使用する」のが相応しいとされています。紫は慶事と弔事のどちらでも使用できますから、これから用意するという方であれば紫が使い勝手もよいのでおすすめ致します。
香典の渡し方についてですが、受付で香典を渡す際にはお悔やみの言葉を添えて渡します。「このたびはご愁傷さまでございます」などの言葉が一般的で、明るい声は葬儀の場には不適切ですから場に相応しい落ち着いたトーンでの挨拶を心がけましょう。香典を渡す際には、袱紗から取り出し受付役の方から香典の表書きを読める向きでお渡しするのがマナーです。袱紗の上に添えて香典を渡すようにするとより丁寧です。その際に香典辞退の旨が上手く伝わっていなかった場合など、受付にて香典を断られた場合は無理にお渡ししないようにするのがよいでしょう。受付が設けられていない場合には御霊前にお供えするか遺族の方に直接お渡しします。

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